講座概要
JDBC(Java DataBase Connectivity)は、Java からデータベースにアクセスするための標準 API です。Java アプリケーションのデータアクセスを実現するには、その基礎となる JDBC の API や動作の仕組みの理解が重要です。この講座では、JDBC API とドライバの関係、主要 API の使い方、および DAO パターンについて解説し、サンプルプログラムの実習を通じて理解を深めます。JDBC API による基本的なデータアクセスを実装できるようになるほか、より高度なフレームワークを使いこなすための前提知識を身につけることができます。
ご注意:Windows 上の Eclipse(Pleiades)と MariaDB を使用して実習を行う前提の内容となっております。受講前に、まず環境セットアップの YouTube 動画をご覧いただき、お使いのパソコンに実習環境を用意できることをご確認ください。
教材提供:
利用期間:
31日間
¥3,300
目標
- JDBC の API とドライバ実装との関係を理解する
- Connection、ResultSet、PreparedStatement 等の主要 API を使用して、基本的なデータアクセス処理を実装できるようになる
- DAO パターンの効用、DTO の目的を理解する
対象者
- 新入社員(ソフトウェア開発者)の方
- Java の Web アプリケーション開発の基礎知識を習得したい方
前提条件
- パソコンの基本操作、テキストエディタによる編集等ができること
- 基本的な Java プログラミングの知識を持っていること
単元一覧
- 実習環境のセットアップ
この講座で使用する実習環境のセットアップ方法と基本的な使い方として、MariaDB、mysql コマンド、および DBViewer プラグインで Eclipse からデータベースに接続する方法について説明します。 - JDBCの基礎
JDBC の概要と、接続からクエリ発行、結果取得までの処理で必要な基本的な API の使い方について説明します。 - パラメータの事前設定
より高度な JDBC API の例として、SQL 文にパラメータを組み込んだ動的なクエリを発行する方法について説明します。 - トランザクション(JDBC)
JDBC でトランザクションを扱う方法について説明します。 - 日時データの扱いと自動採番
日時データを扱うクラスとその使用例、およびテーブルの主キー値を自動生成する方法を紹介します。 - DAOパターン
DAO パターンの説明として、DAO と DTO の意味と目的、実際のコード例、例外処理とトランザクションに関する検討事項を解説します。 - JDBC 演習
この講座の総まとめとして、プログラミングの課題に取り組みます。作業の出発点となる未実装のソースファイル、解答例の実装後ファイルを収録した ZIP ファイルを用意しています。なお、この単元は課題と実装例の提供のみで、音声入りスライドによる解説はありません。
教材サンプル
▼ResultSet から値を読出す処理の説明図
▼サンプルの解説スライド(説明音声入り)
▼理解度確認テスト
注意事項
実習環境は Windows を前提に説明しています。
標準学習時間: 10 時間
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